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「脱!なまけ肌!」化粧品開発者が語る、肌をなまけさせないスキンケア 02

今さら聞けない・・・「ターンオーバー」って何?

2017.03.09 update

肌トラブルの原因のほとんどはターンオーバーの乱れ

美容に興味がある人なら一度は耳にしたことがある「ターンオーバー」という言葉。お肌の「新陳代謝」とか「再生」などと漠然と理解している人も少なくないのでは?でも実はターンオーバーはものすごく奥が深いのです。乾燥肌も肌荒れもニキビも原因はターンオーバーの乱れ。ターンオーバーを制す人は美肌を制すと言っても過言ではありません。今回はそんなターンオーバーの仕組みと、正常に保つためのケアの方法をお話しします。

まずはターンオーバーの仕組みを知ろう

お肌はハリや弾力を保つ真皮の上に、表皮があります。表皮の一番深い部分の基底層では表皮細胞が絶えずに細胞分裂をしていて、そこで生まれた細胞は細胞分裂の度に上へ上へと押し上げられていきます。

顆粒層(かりゅうそう)という部分に到達すると、細胞の中に油分を含んだ小さな袋ができます。さらに押し上げられて角質層に到達すると、細胞は死んで角質細胞となり、細胞内の油分を放出して角質細胞同士の隙間を埋めます。

これを細胞間脂質と言います。角質細胞の間を細胞間脂質がしっかりと埋めつくした角質層は、厚さがたった0.02mmでありながら、食品ラップと同じくらい水分を通しにくい性質を持ち、お肌の水分が蒸発しないようにキープするのとともに、外からアレルギー物質や刺激物がお肌の中に入るのをバリアする重要な役割を果たします。

全ての役割を終えた角質細胞は垢となって剥がれ落ちます。この細胞が生まれてから垢となって剥がれ落ちるまでの4~6週間のサイクルをターンオーバーと呼ぶのです。

ターンオーバーは早過ぎても遅過ぎてもダメ!!

ターンオーバーは年齢を重ねる程に遅くなると言われます。ターンオーバーによってシミの原因であるメラニンが排出されるとも言います。

そのどちらも事実なのですが、それらを意識するあまりピーリングなどターンオーバーを早めるケアばかりにフォーカスがあたりますが、洗顔や保湿などスキンケアを毎日やっていれば、通常ターンオーバーが極端になることはありません。それよりも間違ったスキンケアでターンオーバーが早くなり過ぎて、肌トラブルを起こしてしまうケースの方が圧倒的に多いのです。

2ターンオーバーが早くなりすぎると、しっかりとした角質層ができず、水分がキープできなくて乾燥肌になったり、外からの刺激物やアレルギー物質がバリアできなくなって肌荒れを起こしたりします。

ニキビの場合もスキンケアでこすり過ぎることで、毛穴周辺が炎症をおこしてターンオーバーが異常に早くなることも原因の一つです。ターンオーバーは遅過ぎても早過ぎてもダメ。適度な速度を維持することが大切なことを忘れないでください。

ターンオーバーのサイクルを適度に保つポイントターンオーバーが遅くなる原因は古くなった角質細胞(角質)が肌表面に残り続けること。逆にターンオーバーが早くなり過ぎる原因は洗い過ぎやこすり過ぎです。ターンオーバーを適度なサイクルに保つポイントをまとめます。

1.弱アルカリ性の洗顔料で1日1回洗う

2.保湿化粧品は弱酸性のものを使う

3.絶対に肌をこすらない

ターンオーバーを正しく理解して、本当の美肌を手にいれてくださいね。

今さら聞けない・・・「ターンオーバー」って何?

スキンケア大学 スキンケアアドバイザー・化粧品開発者 茂田正和

Profile

茂田正和
スキンケアアドバイザー・化粧品開発者
日東電化工業ヘルスケア事業部にて開発責任者を務めるほか、バランスケアアソシエーションを主宰する。皮膚科医、ヘアメイクアップアーティスト、美容ライター、料理研究家とともに真の美容のためのライフスタイルを提案するセミナーやワークショップを運営。

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